WEBマーケティングの人材需要が増え続けてる中、これから手に職をつけたいという方の多くがWEBマーケティング転職を検討しています。
しかし、未経験だと「自分がWEBマーケティングに向いているのか、どうか分からない」、そんなふうに考えて、なかなか一歩踏み出せないという方が多いのではないでしょうか。
僕自身も、30代の未経験からマーケターになったので、その気持ちはよく分かります。
でも、僕の実体験から、そんな悩みってあんまり意味がなかったなって思ってるんです。
それよりもむしろ考えるべきは、「業界」×「得意」という2つの軸です。
その理由をこれから詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
向き・不向きで判断してはダメな理由

WEBマーケティングは広すぎる
WEBマーケティングは「向き・不向き」で判断することはできません。
なぜなら、WEBマーケティングというくくりがあまりにも広すぎるからです。
WEBマーケティングって、広告運用やSEO対策やメディア運用といった業務をひとくくりにしたワードなんですよね。
これでは、野球、登山、裁縫を全部ひとくくりにして、自分に向いているか悩んでいるようなものです。
WEBマーケティング、よくある向き・不向きの例
例えば、よく言われるのがこういった性質ではないでしょうか。
- ロジカルに考えられる人
- 地道な作業できる人
- 好奇心が旺盛な人
……etc
こういった例をいくつ挙げたとしても、そんな人の実態は全くないわけです。
誰にでも当てはまるし、誰でもないよくわからない人物像が出来上がってしまうだけ。
そこでおすすめしたいのが、「業務」×「得意」という軸に切り分けてみることです。
3つの業務を得意軸で考えてみた例

WEBマーケティング業務の軸
WEBマーケティングの職種として3つの大きなポジションを例に考えてみます。
WEBマーケティングの業務の例
- 広告運用
- SEO
- SNS運用
あくまで一例ですが、これらの業務を向き・不向きではなく、得意軸で考えてみると以下のような特性が挙げられます。
広告運用×得意
広告運用はGoogleやSNSを中心とした媒体に広告を出して、新しいお客さんを獲得することがミッション。
- 数字を扱うのが得意
- 規則性を見つけるのが得意
- 勝負ごとが得意
SEO×得意
SEOはGoogle検索で意図したページを上位表示させる考え方、取り組み、テクニックです。
- 文章を書くのが得意
- 細かい作業が得意
- 調べもの、リサーチが得意
SNS運用×得意
SNS運用は企業のSNSアカウントを育てて、そこからサービスの認知拡大をすること。
- 流行をとらえるのが得意
- 発信するのが得意
- 人を巻き込むのが得意
どうでしょうか。こうやって考えると、より自分が働いているイメージに近いかたちで適性を判断ができます。
最終的にはやりながら考える
でも、あくまでこれは大雑把な判断でしかありません。
例えば、SNS運用にしても、Twitterが得意な人もいれば、インスタグラムが得意な人もいます。
それぞれ全く別の思考が求められるんですよね。
じゃあ、どうすればいいのかというと、元も子もない言い方ですが「やりながら考える」しかありません。
まずはやってみて、やりながら自分がやりたいことと、得意なことを明確にするしかないのです。
料理を食べる前に永遠と「まずかったらどうしようか」と悩んでいても何も解決できないのと同じことです。
向き・不向きで本当に判断すべきこと

お伝えしたように、WEBマーケティングという職種自体に、向き・不向きは関係がありません。
でも一方で、向き・不向きで判断すべきものも実はあります。
- 業界
- 企業思考
- 上司
それが、上記の3つです。
それぞれを簡単にご説明しておきます。
その①:業界と自分のミスマッチをなくす
最初は業界との相性です。
例えば、より自由な風土で働きたければ、IT業界の方がマッチする可能性が高いです。
逆にとにかく稼ぎたいという方は、不動産業界や金融業界で働くと希望が叶えられる可能性があります。
ある程度の業界研究をすれば、風土や年収相場は把握することができます。
その②:企業の思考とのミスマッチをなくす
企業の思考とは、分かりやすく言うと、「大企業」的か、「ベンチャー」的かのどちらかに分かれます。
基本的には言われたことをそつなくこなしたいという方は、大企業の方がいいし、がつがつ自分で仕事を開拓したいという方は、ベンチャーに行く方が満足度が高いです。
ここの相性は働き方や成果に直結する部分なので非常に重要です。
その③:上司とのミスマッチをなくす
これはある程度、どうしてもギャンブルになってしまいますが、唯一、判断ができるのが面接の場です。
多くの場合、採用時に直属の上長になる人とが面接をするはずですので、そこでしっかり人柄をみておくべきです。
僕は、副業であっても、面談の場で「この人とは、ちょっと一緒に働きたくないなあ」と感じた場合は辞退をするようにしています。

そういう直感ってけっこう大事にした方がいいと思ってます
WEBマーケティングは、結果が出るから続けられる


WEBマーケティングは誰でもできる
WEBマーケティングは専門職ですが、医者や弁護士と比べても、そこまで人を選ぶという性質のものではありません。
言葉を選ばずに言うと、やれば誰でもできる仕事です。
でも、楽しくないと感じるときは、間違いなく結果がでないときです。
より結果を出すためには、「得意」で勝負しているかどうか、そして環境が自分に合っているかどうかです。
スキルや知識が身につけば、結果的に環境を選びやすくなるので、まずはそこに注力するのがいいと思います。
WEBマーケティングスクールでスキルを身につける
今であれば、もっともスキルをみにつけやすいのは、WEBマーケティングスクールです。
参考までにおすすめのスクールをご紹介しておきます。
- マケキャン (転職コース)
- マケキャン (実務、戦略コース)
- デジプロ
- テックアカデミー WEBマーケティングコース
- WEBMARKS
目的別におすすめ度を比較したのが以下の表です。
目的/コース | スクール |
---|---|
転職したい | 1位:マケキャン・転職コース 2位:デジプロ 3位:デジプロ 通学コース |
広告運用の 副業がしたい | 1位:デジプロ 2位:マケキャン実務コース 3位:テックアカデミー |
広告運用の 実務スキル | 1位:デジプロ 2位:マケキャン実務コース 3位:テックアカデミー |
SEO関連の 副業がしたい | 1位:WEBMARKS |
SEOの 実務スキル | 1位:WEBMARKS |
とにかく安く | 1位:テックアカデミー WEBマーケ 2位:マケキャン 実務コース 3位:デジプロ |
より詳細な比較もしているので、よければ以下の記事も参考にしてみてください。


まとめ
WEBマーケティングを未経験からやりたいと思ったときに、向き・不向きという軸で判断してしまいがちです。
でも本来は、「業務」を絞った上で、「得意」と掛け合わせて考えるのが重要です。
単純な向き・不向きだと、結局ほとんど参考にならずに終わってしまうことがほとんどだからです。
そして得意を見つけるためには、やってみないと分からないのが正直なところ。
WEBマーケティングはこれから需要が伸び続ける市場なので、新しい一歩を踏み出す参考になれば嬉しいです。