「WEBマーケティングを仕事にしてみたいけど、文系出身なので、難しそう…」
これからのキャリアを考える中で、そんな心配をしている方もいるかもしれません。
僕自身、数学とは全く縁のないど文系の職種から、WEBマーケターになったので、その気持ちはよくわかります。
ただ、結論から言えば、その心配はほぼ無用です。
実際の職場では文系出身のマーケターがとても多いですし、数学的な教養がなくてもほとんどの業務で、特に問題にもなりません。
とはいえ、文系にしろ、理系にしろ、自分の強みや弱みを知っておくことは重要なポイント。
今回はその点をしっかりクリアにできるようわかりやすく解説をしていきます。
WEBマーケティングは文系でも問題ない
WEBマーケティングの仕事を調べてみると、データ分析が必須と言われています。
「え?数学的な素養がないとダメなの?」と思うかもしれませんが、全くそんなことはありません。
四則演算ができれば問題ない
基本的には、たし算、ひき算、かけ算、わり算、といった四則演算ができれば問題ありません。
一般的な業務で使うデータは平均やパーセンテージをもとにしたものばかり。
数字が他の人と比べてもとにかく苦手ということでなければ、すぐに慣れるレベルです。
文系、理系の違いよりも、考える力が重要
そもそも、数学をもちいた専門的な知識よりも考える力が重要です。
常になぜを考え続けることになるので、戦略や将来のことを「考えるのが好き」な人には向いている仕事といえます。
文系の人は、自分のバックグラウンドや専門知識を活かして思考を深めていけばいいと感じています。
とにかく経験あるのみ
仮に、理系の方が有利だとしても、理系出身、かつマーケティングをやりたい人に絞っていたら、世の中のマーケティング人材は枯渇してしまいます。
できないことに目を向けるよりも、できることに着目をして、少しずつ経験を増やしていく方が圧倒的に生産的。
悩んだら、少しでも経験が積むために行動をしていきましょう。
WEBマーケティングで文系・理系を問わず必要なこと
理系的な専門性が不要ということをお伝えした上で、どんなことをWEBマーケティングに活かしていけばいいのかをお伝えしていきます。
主に文系的な人が強みにしているであろう3つのポイントをご紹介。
ビジネス的な経験値
僕自身はもともとクリエイターだったので、まじで活かせることは何もないよ、と感じたことがあります。
でも、当時やっていたことが、広告づくりのディレクションや、簡単なデザインや動画作成に活かせたりしていて、けっこう重宝しています。
営業や経理、どんな文系職種でも、活かせるポイントは必ずあります。
文章力、構成力、企画力
マーケティングの仕事では、イメージしたものを具現化する行程がけっこうあると感じています。
そのために必要なのが、文章力、構成力、企画力の3つ。
画像であれ、WEBライティングであれ、ツイッターの投稿、であれ、いずれかのスキルが必要です。
どうでしょうか、意外と文系的なセンスも活かせる領域が多いなと感じませんか。
比較・検証
もっとも理系的な要素が強いと感じるのが、この比較・検証。
理系出身の方は、実験が多いので、とにかく比較・検証については身に染みている方が多い印象です。
でも、実はこれも意識次第で身につけられるものだと思います。
その観点でいえば、決して分析が得意でなくても、新しいことが好きという方も向いているかなと感じる仕事です。
WEBマーケティングにおける文系の弱み(理系の強み)
データ分析の精度
文系科目で、データ分析をやる機会ってほとんどありませんよね。
僕も正直、グラフの作り方も分からなければ、どうやってデータを見ればいいかすら分かりませんでした。
そんな僕でも、データサイエンティストのスクールに通うくらい、データに慣れました。
極論ですが、やってれば慣れます!笑
統計とプログラミングでの差別化
統計とプログラミングの知識・スキルがあれば、業務でより高いレベルの分析や考察をすることができます。
僕も誰に言われたわけでもなく、統計学とプログラミングの必要性を感じて、マーケターになってから独学をしてきました。
仕事をやりながら、必要性を感じたら、ぜひチャレンジしてほしい領域です。
数字に対する感覚
数字に対する感覚が強い人は、WEBマーケティングをやる上で、やはり有利です。
でも、先にもお伝えした通り、それだけで勝負できるわけではないので、個々に何を強みにすればいいかを考えればいいだけです。
文章が得意であれば文章力を、プレゼンが得意であれば、プレゼン力を。
数字が苦手な人は、自分の得意を活かして仕事をしていけばいいだけで、これが絶対に必要というわけではありません。
社会人になってからでも、学ぶべき3つのこと
最後に、ど文系な僕がWEBマーケティングを始めてから、意識して勉強しているものを3つご紹介します。
WEBマーケターに必要というわけではなく、勉強してよかったと思うものです。
統計学
統計学はデータを扱う上で、とても活かせる知識です。
数学に苦手意識があると、本当にやりたくないと感じると思いますが、それでもやって損はありません。
自信をもって数字を扱えるようになるので、かなり業務が楽になりますよ。
プログラミング
個人的に、全マーケターが学ぶべきと考えているのがプログラミングです。
プログラミングって、何かをつくるものがだと思っているかもしれませんが、そうではなく、パソコンに計算や処理させる方法を学ぶだけでも十分に活かせるスキルです。
例えば、Googleアナリティクスのデータを一瞬でスプレッドシートに転記させるとかもできるので、かなり業務効率化になります。
英語(特にリーディング)
英語のスキルをおすすめする理由は、コンテンツ制作がかなり楽になるからです。
コンテンツマーケティングが活況な今、優れたコンテンツを生み出すためには、大量のインプットが必須なのですが、そこで活きるのが英語のリーティングスキル。
海外サイトで情報収集すると、まあ、質のいい情報がたくさん転がっているので、とても重宝するはずです。
まとめ
僕はどのつく文系で、専門は海外文学です。
マーケティングなんて縁もゆかりもなければ、統計や数学、プログラミング、データ分析、何もできないゼロの状態から、キャリアをスタートさせています。
しかも30歳を超えてからですよ。
何が言いたいかというと、文系とか理系とか、全く関係ないということです。
必要性を感じたら学べばいいだけ。
とにかく少しでも早く経験を積む、それがマーケティングをこれから仕事にしたい人にもっとも伝えたいことです。
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