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『潜在意識をアップデート』|感想・レビュー

Update 潜在意識をアップデート 著:ティーモン・フォン・ベアレプシュ

「新しい思考」というものは、
あなたが新しい知識を習得したことを象徴するものだ。

『Update 潜在意識をアップデート』(著:ティーモン・フォン・ベアレプシュ)
お悩みさん

ああ、自分ってなんでこんなにダメなんだろう…

僕が繊細さん気質ということもあって、こんなふうに思うことがあります。

なんとか自分を変えたいと思って、自己啓発本を読んでみても次の日には元通り。

そんな苦い経験を僕は何度も経験しています。

もし少しでもそんな気持ちに共感するところがあればぜひ読んでもらいたい本があります。

それはUpdate 潜在意識をアップデート』(著:ティーモン・フォン・ベアレプシュ)です。

本記事は、『Update 潜在意識をアップデート』の内容(主に前半部分)をまとめたものです。

あなたがダメだ、苦手だと思い込んでいる思考回路をアップデートする方法をお伝えしていきますので、よければ参考にしてみてください。

目次

メガベンチャーで働く現役のマーケター
30歳から未経験でマーケターに転身。5年以上のキャリアと、WEBマーケのコンサルやライターでの副業経験。

あなたは潜在意識の情報処理で生きている

脳 仕組み

実は、人間の脳の処理のほとんどは僕らが意識をしないところで判断をしています。

意識的に処理できる情報1秒間に5〜9程度
潜在意識が処理している情報1秒に230万
意識下と潜在下での情報処理の比較

有意識5に対して、潜在意識230万って、とんでもない差ですよね。

レーシングカーにほふく前進で挑むような圧倒的な差です。

というわけで、人生の95%は「無意識の情報処理」でできています。

少しだけ考えてみれば分かるのですが、これってかなり合理的な選択ですよね。

例えば、家を出るために、「靴をはこう、右足を出そう、左足を出そう、目を瞑ろう」なんて、いちいち頭を使っていては、家から外に出るだけでも日が暮れてしまいますから。

あなたの脳は無駄や非効率を許さない

思考はこうして生み出される

脳の意識につづいて、今度はあなたの「思考」を生み出すプロセスをみていきます。

思考が生み出される行程を3つに細分化してみます。

①脳内には1,000億個もの神経細胞が存在している

②その神経ケーブルを繋ぎあわせる

③それによって一つの思考ができあがる

つまり、神経ケーブルがどう繋ぎ合わさるかによって思考が変わるということをまず知っておいてください。

脳の問題点

この神経ケーブルの繋ぎ合わせは、毎回新しいルートで繋ぎ合わせられるかというとそうではありません。

なぜなら、脳には怠惰なところがあるので、脳はまず今あるケーブルの繋ぎ目を利用します。

思考をするたびに新しいケーブルを繋いでいると、手間がかかってしまうためです。

僕らが通勤や通学時に毎日、同じルートで通うのを想像したら分かりやすいと思います。

脳は目的にもっともふさわしく、最短で到達できるルートを使って思考を生み出すことです。

実はこれこそが僕が、変えたいと思っても変えられない習慣の根幹なのです。

新しい習慣や考え方を取り入れようとしても、また同じルートに自然と引き戻されてしまうんです。

脳をアップデートする方法

アップデート
迷ったさん

じゃあ、一度できた脳の習慣は変えられないの?

といった心配も生まれますが安心してください。

もちろん、脳の習慣は「意識次第」で変えることができます。

どんなに強い神経ケーブルも使わなければ風化していきます。

これは外国語や漢字を使わなくなったら、どんどん忘れていくのと同じことです。

逆に脳が新しい何かを学ぶと、神経細胞のあいだには新しい接続が構築されていきます。

そしてその接続は筋肉のように使えば使うほど発達していきます。

つまり、その思考を繰り返し続けていれば、新しいケーブルがより強固になっていくのです。

例えば、ダイエットを例に考えてみると、

「痩せたい」 →→→ (感情)「でも、自分には無理」

という感情がでてきたら、意識的に、

「痩せたい」 →→→ (感情)「自分は必ず痩せられる、ちょっとずつやってみよう」

こっちの思考回路へ切り替えていく作業をすればいいのです。

仕事辞めたい病も、脳の習慣が原因だった

僕自身、この脳の仕組みを知ったおかげでいろいろなことが改善できるようになりました。

例えば、僕は元来、かなり自己評価が低い人間でして、ことあるごとに、「自分って仕事できないなあ」という思考の習慣をもっていました。

こんな考えが生まれると、今の環境が辛くて仕事が辞めたくなっちゃうったりしていたんですよね。

だけど今は、仕事が辛い、辞めたいという風に感じたときに、「あれ、なんで自分はこう思ったのだろう?」

そうやって立ち止まって考えるようにしています。

自己評価が低いのも、仕事を辞めたい感情も、「ああ、ただの脳の古い習慣」だと意識づけるようにしたのです。

そうするとなぜか、自分の周りからの評価が意外にも高いことに気付くのです。

本当に不思議な話ですが、これ、よくあることだと思います。

脳をアップデートすべきとき

実は人間はポジティブな発言よりも「ネガティブな発言」の方が耳に入りやすくつくられています。

それはネガティブな情報には、生き延びるための重要度が高いデータが含まれていると、脳に無意識に認識しているからです。

でも、あなたがもしも「ネガティブな思考に苦しんでいる」、あるいは「変わりたいのに変われない」、

そんな状況にあるのであれば、今すぐその感情を手放すべきです。

つまり、それは脳をアップデートすべきときというわけです。

脳をアップデートする方法

まずあなたの望まない感情がそこにあると気がつき、意識することから全ては始まります。

そして負の感情を得るたびに立ち止まって、繰り返しこう自問してください。

「いま、自分には何が起きているのだろう」

「たったいま経験したことについて、自分はどう考えているのだろう」

「自分はこれからも、このような気持ちになってもいいと受け入れているのだろうか」

「それとも嫌な気持ちにならずにすむように変化する用意があるだろうか」

「もういまのように感じたり、反応したりせずにすむよになるにはどうすればいいだろうか」

意識して繰り返していくことで、あなたは少しずつ感情を手放せるようになります。

どうですか、劇的な特効薬ではないにしろ、試してみる価値はあると思いませんか?

『Update 潜在意識をアップデート』(著:ティーモン・フォン・ベアレプシュ)

Update 潜在意識をアップデート 著:ティーモン・フォン・ベアレプシュ
『Update 潜在意識をアップデート』(著:ティーモン・フォン・ベアレプシュ)

今回ご紹介した内容は、

Update 潜在意識をアップデート』(著:ティーモン・フォン・ベアレプシュ)の内容(主に冒頭部分)をもとに書いています。

著書のティーモン・フォン・ベアレプシュ氏は、ドイツのお城で生まれ育ったというかなり奇特な方なのですが、催眠術の世界ではかなり著名な方です。

催眠を脳科学的に解析し、誰でもできる自己催眠というかたちで本書は書かれています。

この記事の内容に興味関心がある方はぜひ本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。

私たちがどんな人間か、どうんな行動をとるか
つかさどっているのは脳だ。
その脳を私たちは文字どおりつくり変えることができる。
それも、自分の思考の力だけを使って。
そして脳が変わるということは、
私たち自身が変わるということでもある。

『Update 潜在意識をアップデート』(著:ティーモン・フォン・ベアレプシュ)
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この記事を書いた人

節約に励むマーケターです!30歳を機に別職種から、マーケターにキャリアチェンジ。IT企業で専任のマーケターをしています。0からプログラミングを学びはじめました! ★データサイエンティストの勉強中です!お問合せはこちら!

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