マーケティングの仕事とは直接関係のないトピックスです!
脳というのは鍛えることができるのは、多くの研究でわかっています。
主には、シナプスとシナプスの連結により人間の脳みそは進化(あるいは退化)していく、
というのは、脳科学の分野に少し興味があればもご存知かもしれません。
最近では、「英語脳」「数学脳」「プログラミング脳」といった、
ある領域に特化した脳の鍛え方の話題もよく見聞きをするようになりました。
もしも「マーケティング脳」というものがあったとして、
「こういうもの」という単純な定義はできないと思いますが、
一つの重要な要素は、「客観性」でしょう。
このマーケティング脳や客観性というものを鍛えることで、いいことがたくさんあります。
それは、お金が増えることです。
今回は、現役のマーケターであるクリワンの目線で、
マーケティング脳を鍛えることで、なぜお金が増えるのかをご紹介していきます。
「なんとなく」でお金を浪費していませんか?
僕がマーケティングというものを全く知らなかった時代を振り替えてみると、
ものを「なんとなく」買ってしまうことが多くありました。
実は、この「なんとなく」がとてもヤバいんです!
一つ考えていただきたいのですが、
「なんとなく良さそう」「なんとなく嫌い」「なんとなく今」といった感情は、
一体どこからきたのだろうか?
これらの感情は、あなたのオリジナルではなく、
誰かが「あなたがそう思う」ように仕組んでいるのです。
つまり、あなたは三蔵法師の手のひらにいる悟空というわけ。
そして、その三蔵法師の正体はといえば、ものを買わせたくて必死な企業というわけです。
マーケティング脳を鍛えるメリット
そんなあなたの身を守ってくれるのは、マーケティング脳。
つまり、相手があなたの心や感情を扱うマーケターなのであれば、相手の術を見破る力を身につければいいというわけですね。
マーケティング脳を鍛えることで、
- 衝動買いが減る
- 人に騙されなくなる
- 大切なものに囲まれて暮らせる
といった効果があります。
マーケティングの仕事をしていれば、当然、さまざまな面で業務に役立てることができます。
マーケティング脳を鍛えるトレーニング

では、どうやって「マーケティング脳」を鍛えたらいいのか。
それはカンタンです!
ものを買うときに感じる、
「なんとなく良さそう」「なんとなく嫌い」「なんとなく今」といった
「なんとなく」を言語化して、自分に問うことです。
「なんとなく」を言語化するの第一段階
なぜ、なんとなくを言語化することがマーケティング脳を鍛えるにつながるのでしょうか。
その理由は、さきほども言った「客観視」にあります。
マーケティングにおいて、客観視はとても重要です。
人がものを買うときには以下のいずれかの理由があります。
- 悩みが解消する(悩みが減る)
- 便利になる(時間が増える)
- 興奮する(感動する)
購買行動のほとんどがこの3つに当てはまるのです。
まずはこの3つのうち、自分は何を目的にしているのかカテゴライズしてみるのがおすすめです。
「なんとなく」を言語化するの第二段階
例えば、Apple製品が好きな人、Aさん、Bさんに好きな理由を聞いてみたとします。
Aさん:「見た目がかっこいいから」
Bさん:「デバイスごとの連携がスムーズで、作業の時間短縮になるから」
この2人を見比べると、Aさんの方は特に自分の意思ではなく、なんとなく買っている感が強く感じられないでしょうか。
この「なんとなく感」が強い人の方が、よく無駄遣いをします。
Aさんはインフルエンサーがいいよ、と勧めたら、ポッと買ってしまいそうではないですか?
つまり自分の意思というのものが薄い状態というのは、第三者に説明できない状態です。
親や配偶者や友人に、買う理由をプレゼンして納得していもらえる状態であれば、おそらく無駄遣いはそこまで発生しません。
自分の好きな理由が明確にあることで、誰かのいいではなく、自分の好き・大事を優先しながら、買い物ができるようになります。
最後に
客観性とは、映画の主人公になるのではなく、映画館の座席からストーリーを見ることです。
つまり、「主人公がどうなろうと、他人事」といった視点です。
「なんとなく」と感じている時点で、あなたは客観性を欠いています。
マーケティングで成果を出したいと考えているときも、マーケターは同じフローを考えます。
とにかく客観視をして、効果がでない要素を少しずつ薄めていくのです。
今回は、日常にも大いに活かせるマーケティング脳の鍛え方をお伝えしました。
本記事はあなたの人生のお役に立てば幸いです。
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